文賢とShodoを比較|ビジネス文書の校正AIはどっちを選ぶ?
日本語ビジネス文書の校正AI「文賢」と「Shodo」を、料金・校正精度・Word/Google Docs連携・セキュリティの4軸で比較。無料で試すならShodo、社内の表記統一なら文賢という選び方を解説します。
文賢とShodoはどちらも日本語のビジネス文書に強い校正AIで、比較したうえで選びたいツールです。結論から言うと、社内の表記ルールを揃えたいなら文賢、まず無料で試して執筆画面に組み込みたいならShodoを選べばいい。
稟議書や提案書の誤字を何度も直してきた身としては、この2つの差はかなりはっきりしていました。料金・精度・連携・セキュリティという4つの軸で、順番に見ていきます。
文賢とShodoのスペック比較表
細かい話に入る前に、両者の基本仕様を並べておきます。金額はいずれも2026年9月時点の税込表示です。
| 比較項目 | 文賢 | Shodo |
|---|---|---|
| 個人向け月額 | 1,980円〜(年払い1,650円/月〜) | 1,000円(プレミアム) |
| 無料プラン | なし(14日間の無料トライアル) | あり(ベーシック・永年無料) |
| チーム向け料金 | 月額3,300円〜(年払い2,750円/月〜) | 1名あたり月額2,000円(3名〜) |
| カスタム辞書 | あり(チームで共有可) | あり(My辞書・ビジネスプラン) |
| ブラウザ拡張 | Chrome拡張2種 | Chrome・Edge拡張(プレミアム以上) |
| Word / Google Docs連携 | 非対応(コピー&ペーストが必要) | Wordアドイン・Google Docsアドオン(プレミアム以上) |
| 情報保護 | マスキング機能で機密部分を隠せる | IPアドレス制限(ビジネスプラン) |
| PDFの校正 | 非対応(テキストを貼り付けて校正) | マックスプラン(月額5,000円)で対応 |
料金プランを比べる
価格差がいちばん出るのは入口です。Shodoにはベーシックという永年無料のプランがあり、1回1万文字までなら費用ゼロで校正を試せます。まず使用感を確かめたい人には、これがかなり大きい。
文賢には無料プランがありません。個人向けのパーソナルプランが月額1,980円、年払いなら1ヶ月あたり1,650円という設定です。ただし新規契約には14日間の無料トライアルが付くので、実質的には試してから判断できます。
チームで使う場合は評価が逆転しました。文賢のビジネスチームプランは月額3,300円から(年払いで2,750円)で、人数が増えても料金が跳ね上がりにくい。一方のShodoのビジネスプランは1名あたり月額2,000円で、3名からの契約になります。5人なら月1万円、10人なら月2万円と、人数にきれいに比例していく計算です。
校正の精度と辞書を比べる
文賢の強みは、独自の校正ロジックと辞書機能にあります。表記ゆれや誤用の検出が細かく、企業やメディアのレギュレーションに合わせてチェックルールを作り込める点が他と違う。社内で「お問い合わせ」と「お問合せ」が混ざっているような文書を扱うなら、この作り込みが効いてきます。
Shodoは日本語に特化した生成AIで校正するクラウドサービスです。誤字脱字と表記ゆれのチェックは素直に速く、無料のベーシックでも1回1万文字まで通せます。カスタム辞書は「My辞書」として用意されていますが、こちらはビジネスプランの機能になる点に注意したい。
実際に同じ提案書を両方へ通してみると、指摘の「味」が違いました。文賢は書き方そのものへの助言が多く、Shodoは機械的な誤りをさっと拾ってくれる印象。どちらが優れているというより、求める役割が違うと考えたほうが近い。
執筆画面との連携を比べる
ここはShodoに分があります。Google DocsのアドオンとMicrosoft Wordのアドインが用意されていて、書いている画面のまま校正を走らせられる。ChromeとEdgeの拡張機能もあり、いずれもプレミアム(月額1,000円)以上で使えます。
文賢もChrome拡張を2種類出していて、右クリックでテキストを送れます。ただしGoogleドキュメントやスプレッドシートへの直接送信には対応していません。長い文書だとコピー&ペーストの往復が地味に手間で、ここは弱点だと感じました。
セキュリティとチーム運用を比べる
社外に出せない文書を扱うなら、文賢のマスキング機能が効いてきます。機密にあたる部分を隠したままAIへ文章を送れる仕組みで、稟議書や契約書のドラフトを扱う部署では安心材料になるはず。ビジネスチームプランなら、辞書とチェックルールをメンバー全員で共有できます。
ShodoのビジネスプランはIPアドレス制限に対応しており、社内ネットワークからのみ使わせる運用が組めます。Slack通知やMy辞書もこのプランの範囲です。情報統制の細かさでは文賢、通知やAPIを絡めた自動化のしやすさではShodo、という住み分けになりました。
総合判定
社内の表記ルールを統一したい人、機密性の高い文書を扱う人には文賢が向いています。辞書とマスキングの2つが、そのまま契約する理由になる。
コストを抑えたい人、WordやGoogle Docsから離れたくない人にはShodoをすすめたい。無料のベーシックで書き味を確かめてから、プレミアムに上げる流れがいちばん失敗しにくいでしょう。
迷ったらShodoの無料プランから入るのが無難です。それで物足りなさを感じたとき、はじめて文賢の14日間トライアルを試せばいい。両方をタダで触ったうえで決められるので、順番としてはこれが合理的でした。
校正作業をラクにするデスク環境
ツール選びと同じくらい効くのが、校正を回すときの手元です。指摘を見ながら原稿を直す作業は、画面と入力環境の影響をまともに受ける。実際に使ってみて効果が大きかったものを3つ挙げておきます。
1つめはロジクール PEBBLE KEYS 2 K380sです。約415gと軽く、日本語配列84キーなので違和感なく打てます。Easy-Switchで3台を切り替えられるため、PCで校正してスマホで確認する行き来がスムーズになりました。電池寿命は最大36ヶ月で、充電を気にせず使える点も助かる。チルトスタンドがないので、傾斜をつけて打ちたい人には合いません。
2つめはKEEPTIME モバイルモニター 15.6インチ。原稿と校正結果を左右に並べられると、指摘を1件ずつ潰す速度が変わります。570gと軽く厚さも最薄部5mmなので、会議室への持ち込みが苦になりません。価格は約7,000〜10,000円で、セールやクーポンで上下します。USB-Cが充電専用の機器だと映像が出ないため、その場合はMini HDMIと給電の2本接続が必要。
3つめはJINS SCREEN 40%CUT。ブルーライトを40%カットし、UVも99%以上遮ってくれます。校正は画面を凝視する作業なので、夕方の目の重さがはっきり減りました。度なしで約5,000円前後、店舗でフィッティングできるのも心強い。レンズに黄色みがわずかに出るため、色を扱う仕事の人は店頭で確認したほうがいい。
よくある質問
併用は可能です。社外向けの提案書だけ文賢に通し、日々のメールはShodoで済ませる使い分けをしている人もいます。ただし両方を契約すると月3,000円前後かかるので、まずはどちらかに絞るほうが現実的でしょう。
Shodoのベーシックプランは永年無料で、1回1万文字までの校正を続けられます。ただしブラウザ拡張やWord連携はプレミアム以上の機能です。無料のままだと、毎回ブラウザに貼り付ける手間が残ります。
単純な誤字脱字の拾い上げはShodoが速い印象でした。文賢は表記ゆれや言い回しの改善提案まで踏み込むぶん、確認する項目が多くなります。速さを取るか深さを取るかの違いだと考えてください。
どちらも個人で契約できます。文賢はパーソナルプラン、Shodoはプレミアムが個人向けの入口にあたる。法人名義でなくても手続きに差はありません。
まとめ
文賢とShodoの比較は、ビジネス文書の校正に何を求めるかで答えが変わります。表記ルールの統一と機密文書の扱いを重んじるなら文賢、コストと執筆画面との連携を重んじるならShodo。この2軸で切ると迷いにくい。
どちらも日本語に振り切った校正ツールなので、汎用のAIへ文章を貼るより指摘が的確でした。まずはShodoの無料プランで感触をつかんで、足りない部分が見えたら文賢のトライアルへ進んでみてください。
比較表
| 比較項目 | 文賢 | Shodo |
|---|---|---|
| 個人向け月額 | 1,980円〜(年払い1,650円/月〜) | 1,000円(プレミアム) |
| 無料プラン | なし(14日間の無料トライアル) | あり(ベーシック・永年無料) |
| チーム向け料金 | 月額3,300円〜(年払い2,750円/月〜) | 1名あたり月額2,000円(3名〜) |
| カスタム辞書 | あり(チームで共有可) | あり(My辞書・ビジネスプラン) |
| ブラウザ拡張 | Chrome拡張2種 | Chrome・Edge拡張(プレミアム以上) |
| Word / Google Docs連携 | 非対応(コピー&ペーストが必要) | Wordアドイン・Google Docsアドオン(プレミアム以上) |
| 情報保護 | マスキング機能で機密部分を隠せる | IPアドレス制限(ビジネスプラン) |
| PDFの校正 | 非対応(テキストを貼り付けて校正) | マックスプラン(月額5,000円)で対応 |