MX Vertical レビュー|縦型マウスで手首の疲れは減るのか半年使って検証
手首をひねらない57°の縦型マウス MX Vertical を半年使ったレビュー。前腕が楽になる理由と、手の小さい人には大きいという弱点まで正直に書きました。
MX Vertical は、手首の負担を減らしたいテレワーカーにまず試してほしい縦型マウスです。自分は一日8時間ほどPCに向かう仕事で、夕方になると右手首の内側が重くなっていました。導入から半年、あの鈍い違和感はほとんど出ていません。57°という傾きは見た目のインパクトが強いものの、握った瞬間に理由が分かります。
MX Vertical のスペックと価格
- 価格: 約12,000円(実勢価格 11,960〜12,880円)
- 型番: MXV1s(ロジクール アドバンスエルゴノミックマウス)
- 接続方式: Bluetooth Low Energy / Logi Unifying USB受信機 / 有線USB
- バッテリー: フル充電で最長4ヵ月、1分の急速充電で約3時間使用可能
- 重さ: 135g
- サイズ: 78.5×79×120mm
- センサー: 光学式 400〜4000dpi(初期値1000dpi)/垂直角度57°
- 対応OS: Windows 7/8/10 以降、macOS 10.13.6 以降
1万円台のマウスと考えると、決して安い買い物ではありません。それでも整体に一度通う金額を思えば、迷っていた時間のほうが惜しかったですね。
実際に使ってよかった点
握手の形で持てるから前腕がこわばらない
垂直に近い角度で握ると、手のひらが内側を向いたまま固定されます。従来のマウスは手首をひねった状態で長時間キープするため、ここが疲労の原因でした。ロジクールは前腕の筋活動が約10%減ると公称していて、体感でも夕方の張りが軽いです。
充電を気にせず使い続けられる
フル充電で最長4ヵ月もつので、ケーブルを探す機会がほとんどありません。うっかり残量を切らしても、1分つなげば約3時間使えます。朝の会議前に電池が切れたときは、この急速充電に救われました。
2台のPCを行き来できる
Unifying 受信機と Bluetooth を併用すると、業務用ノートPCと私物デスクトップを1台で扱えます。切り替えは底面のボタンを押すだけで、1秒ほどで反応します。在宅と出社を行き来する働き方なら、この機能は地味に効いてきますよ。
気になった点
本体は120mmと大きめで、手の小さい人には余ると感じるはずです。家族に貸したところ、指が届かないと言われました。購入前に手のサイズを測っておくと安心でしょう。
右手専用の形状なので、左利きの人には選択肢になりません。サイドボタンの位置もやや遠く、親指を伸ばす動きに慣れるまで1週間ほどかかりました。この2点は割り切りが必要な部分です。
こんな人におすすめ
- 一日6時間以上マウスを握るテレワーカー
- 手首の内側に痛みや張りを感じている人
- 会社PCと私物PCを1台のマウスで使い回したい人
- 手の大きさが標準〜大きめの右利きユーザー
逆に手が小さい人や左利きの人は、同じロジクールの Lift など別形状を検討したほうが後悔しません。合う人には長く効く道具ですが、体格との相性はどうしても出ます。
よくある質問
使えないわけではありませんが、指がサイドボタンに届きにくくなります。手のひらの長さが17cm未満なら、店頭で握ってから判断するのが安全です。
macOS 10.13.6 以降に対応しています。Logi Options+ を入れればボタン割り当てを変更できて、Mission Control の呼び出しも登録できますよ。
手首をひねる負担を減らしたいなら縦型、手首そのものを動かしたくないならトラックボールが向いています。腕を動かす余裕がデスクにあるかどうかも、選ぶ基準になります。
内蔵式なので自分での交換は想定されていません。公式には最長4ヵ月もつ設計で、USB-C で充電しながらでも操作できます。
まとめ
MX Vertical は、手首をひねらない姿勢を1万円台で手に入れられる縦型マウスでした。劇的に作業が速くなる道具ではありません。ただ夕方の手首の重さが消えたことで、一日の終わりの集中力が明らかに変わりました。サイズと右手専用という制約を許せる人なら、投資に見合う一台だと思います。