Shokz OpenComm2 レビュー|Web会議が多い人ほど骨伝導ヘッドセットが効く
Web会議が続く日でも耳が痛くならない骨伝導ヘッドセット Shokz OpenComm2 を実際に使ってレビュー。連続通話16時間とマルチポイント接続の使い勝手、音質や見た目の弱点まで正直にまとめました。
Web会議が一日に何本も入る人に、まず試してほしいのが Shokz OpenComm2 です。耳をふさがない骨伝導タイプなので、長時間つけても耳の奥が痛くならない。在宅勤務を続けて三年、いろいろなイヤホンを乗り換えてきた自分にとって、いま一番出番の多いヘッドセットがこれでした。
結論から書くと、音楽をじっくり聴く用途には向きません。ただ「会話をする道具」として見た瞬間、評価がひっくり返ります。通話品質とバッテリー、そして装着感のバランスが、テレワーク用途にきれいにはまっている一台です。
Shokz OpenComm2 のスペックと価格
- 価格: 約22,880円(税込・公式価格)
- 重さ: 35g
- 接続: Bluetooth 5.1(マルチポイント最大2台)
- 連続通話時間: 最大16時間
- 連続音楽再生時間: 最大8時間
- 充電: USB-C(フル充電約1時間/5分充電で2時間通話)
- 防水等級: IP55
Shokz OpenComm2 の価格は約22,880円。イヤホンとしては高い部類です。ただ、ビジネス向け通話ヘッドセットの市場で見れば、ミドルからハイクラスの相場に収まっています。
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実際に使ってよかった点
会議中でもインターホンと家族の声に気づける
骨伝導の最大の利点は、耳が空いていることです。宅配便のチャイム、子どもの呼びかけ、同僚から掛けられた一言。カナル型を使っていた頃は、これらを全部取りこぼしていました。
実際に試してみると、周囲の音が入ってくるのに相手の声はしっかり届く。この両立が想像以上に快適でした。会議アプリを開いたまま席を立てるので、在宅ワークの動線がずいぶん軽くなります。
16時間の連続通話でバッテリーを気にしなくなった
カタログ値は連続通話16時間。朝から夕方まで打ち合わせが詰まった日でも、充電切れで焦った経験はありません。
使い始めて気づいたのが、急速充電の実用性の高さです。5分挿すだけで2時間ぶん回復するので、会議の直前に充電し忘れに気づいても間に合います。この安心感は、外出前に慌てる人ほど効いてくるはず。
マイクの声が「近い」と言われるようになった
ブームマイクが口元まで伸びるので、声を張らなくても相手にきちんと届きます。導入前は「声が遠い」「反響している」と指摘されがちでした。切り替えてからその指摘はゼロ。ノイズキャンセリング付きのデュアルマイクが、エアコン音やキーボードの打鍵音を削ってくれているのだと思います。
気になった点
音楽再生は正直おすすめしません。中音域が前に出る味付けで、低音はほとんど響かない。ポッドキャストや語学教材なら十分ですが、休憩中に音楽を楽しむ用途では物足りなさが残ります。
音量を上げたときの振動も、好みが分かれるところです。こめかみのあたりがくすぐったく感じる人はいるはずで、試着できる店舗があるなら一度確かめてほしい。
もうひとつはブームマイクの見た目。オフィスに持ち込むと、コールセンターのような雰囲気になります。在宅メインなら気にならない部分ですが、対面の打ち合わせが多い職場では少し浮くかもしれません。
こんな人におすすめ
- 一日に3本以上のWeb会議をこなす人
- 在宅勤務で家族の呼びかけや来客に対応する必要がある人
- カナル型イヤホンで耳が蒸れる・痛くなる人
- PCとスマホを行き来しながら通話する人(マルチポイント対応)
逆に、音楽を高音質で楽しみたい人や、周囲の騒音を遮断したい人には向きません。その用途なら、ノイズキャンセリング機能を備えた密閉型を選ぶほうが満足度は高いでしょう。
よくある質問
音量を上げると多少は漏れます。静かな室内でも音量を半分ほどに抑えれば、隣の席に内容が伝わるレベルではなくなります。通話中心の使い方なら、実用上ほとんど気になりません。
併用できます。テンプルの上と下、どちらに掛けても収まりは悪くない。マスクのひもと重なる位置なので、着け外しの順番にだけ慣れが要ります。
Bluetooth対応のPCなら問題なく使えました。支給PCでBluetoothが禁止されている場合は、USBドングルが付属するUC版を検討してください。
連続通話で最大16時間が公称値です。一日6時間ほど会議で使う場合、二日に一度の充電ペースで足ります。使い切っても5分の充電で2時間戻るので、運用で困る場面は少ないでしょう。
まとめ
Shokz OpenComm2 は、Web会議が仕事の中心にある人のためのヘッドセットです。音楽用と割り切って選ぶと後悔しますが、通話専用機として見れば価格に見合う働きをしてくれました。
耳の疲れと聞き逃しを同時に減らしたいなら、候補に入れる価値があります。二万円台という金額は軽くないものの、毎日の会議時間を思えば回収は早いはず。まずは一日つけっぱなしにして、夕方の耳の楽さを確かめてみてください。